保育の特色

育児担当制について

こどもが安心して過ごせるように

1歳児クラスは、少人数で特定の保育士が食事、排せつ、遊びに関わり、こどもと信頼関係を築いていきます。

信頼関係を築いた特定の保育士が傍にいることで、安心して過ごすことが出来ます。

また、いつも決まった保育士がこどもと関わることで、表情や行動から「何かいつもと違う…」など、体調面やこどものSOSに気付きやすくなることや、「こんなことが得意なんだ」と、その子の良さに気付くことが出来るのです。

2歳児は、徐々にゆるやかな担当制となっていきます。ともだち同士の関わりを大切にしながら幼児クラスへ進級する準備していきます。

園庭遊び

戸外遊びの充実・こどもが主体的に遊べる園庭

当園の魅力は何といっても広い園庭です。

朝、おやつ後に自由に園庭に出て戸外遊びを楽しみます。

園庭は、乳児園庭と大園庭に分かれています。

乳児園庭はかわいいお家と小さな砂場があり、砂を詰めたカップをお家に並べたりしながらのんびりと過ごしています。

大園庭には季節を感じる栗・ぶどう・やまもも・うめの木があり、こどもたちが四季にわたり花や実を見つける等の、自然の移り変わりを感じながら遊んでいます。

また、大きな砂場や設置遊具は鉄棒と雲梯です。その他にタイヤが置いてあります。こどもたち自身が、自分でタイヤを並べたり、積み上げたり、想像を膨らませながら遊ぶことや、並べたタイヤの上を歩きバランス感覚を養うなど、こどもたちが主体的に遊び、遊びが発展していくように園庭の環境を整えています。

*園庭の砂場の消毒は年2回行っており、その際には大きなトラックからの新しい砂の感触を楽しむことや白砂遊びなどのちょっとした楽しいイベントも行っています。

表現遊び

こどもが個々に感じたことを表現する遊び

表現遊びは、日々の活動の中で想像力を膨らませ、言葉や体など色々な表現を体験していきます。

絵本、手遊び、合奏、歌、ダンスなど日々の生活の中で取り入れておりますが、3歳児より毎月リトミックを行い様々な活動を体験しています。

当園のリトミックの内容は、音楽に合わせて、スキップ、ギャロップ、ストップ&ゴーなどの運動機能の発達を促す活動や音楽に合わせて想像を膨らませる活動、スカーフや楽器を使いイメージを表現する活動、ともだちとの関わりを通してコミュニケーションを感じる活動などを組み合わせ、音楽を聴きながら同時に他の動作を加えるといった右脳と左脳がバランスよく働くように実施しております。

同じ音でもこども一人ひとり感じ方が異なり、動き方も異なりますが、それぞれの表現を大切にしています。

異年齢活動の取り組み

異年齢ペアの絆を深める交流

幼児クラスは、3・4・5歳児の縦割り6つのグループを作ります。そして毎年、グループの5歳児が中心となり、新しいグループ名を考えて1年間活動します。

この縦割りグループの中で、さらに3・4・5歳児の3人のペアを作り、自分より小さい子をお世話する事や小さい子が上の子と一緒に遊ぶことでその動きを真似したり、憧れを抱いたりできるように促しています。

こうした異年齢活動は、毎月、異年齢合同での園庭遊びや散歩など計画的に交流を図り、異年齢ペアのこどもたち同士の絆を深めています。

朝の会・帰りの会

朝の会・帰りの会から育む

幼児クラスは、毎日朝の会・帰りの会を行っています。

3歳児は、歌や手遊びなどを中心に行い、今日の予定や明日の予定などを伝え、保育園の生活や活動に見通しが持てるように取り組んでいます。そして、4歳児クラスから徐々に「今日は何が楽しかった」等の簡単な質問から、みんなの前で話す機会を設け、5歳児では、自分の思いをともだちに伝える事やともだちの思いを聴く姿勢を育んでいきます。自分の思いを他者に受け止めてもらう経験、他者の思いは自分と違うことに気付き、どうしたら伝わるかを考える経験等から、自分の思いが伝わる喜びを知ることや気持ちを調整する術を身につけていけるのだと思います。

最終的には、就学に向けて「自分の思いを言葉で伝えられる」「何か困っていることが伝えられる」ことを願っています。